2.失敗した手術
そして覚悟を決めて単焦点レンズの手術の日がやってきました。
手術は一番ベテランのB先生にお願いました。
それにしてもなんでか、どうしても覚悟が決まらないままの手術でした。
なにかこういつまでも不安が残るというか。
でも手術代の上に乗ったら俎板の鯉です。
さて、手術も佳境に差し掛かったときに
医師の声が聞こえてきました。
「これ以上回らないからこれで終わりにしよう」
私(え?なに?どういうこと?)
非常に不安になり、術後、医師に問合せました。
どうやらレンズがほんの数度傾いた状態だという。
無理に回そうとすると脳に悪い衝撃が当たる可能性があるので止めたそうです。
なので乱視が少し残ります
と言われました。
もう、その日は不安で仕方ありませんでした。
B医師を指名したことを後悔したことは言うまでもありませんが
帰ってから涙がでて、お金をけちって単焦点にしたことを悔やみました。
翌日:
眼帯をはずすと、無事明るい世界が見えました。
両目できれいに見えてます。
しかし2年前にレンティスをいれて
はっきりみえたような感動はありませんでした。
視力は、単焦点を近距離に合わせたのですが
0.7まで見えました。
医師には、0.3が平均値と聞いていたので
大成功です。(と思ってた)
家に帰って早速見え方をいろいろ確認しました。
すると、すべてのものが2重にみえます。
遠くも近くも、どの焦点も2重にみえます。
恐れていた乱視が残ったのか
それにしてもいろんなものがすべてぶれてみえます。
医師からは、まだ安定していないので
これからまた変わりますよ、と言われました。
また、遠近両用レンズより単焦点の方が
はるかに明るく見えるとよく言われますが
まったくなにも変わりません。
レンティスは単焦点と変わらない明るさがあるのかと思いました。
(もちろん感じ方は個人差があります。後の記事で詳しく書きます))
そしてなにも変わらないまま一週間後の検診がきました。